雇用統計とは何ですか
雇用統計(Job Report)は労働省労働統計局が毎月翌月第1週の金曜日に発表します。経済政策変更のきっかけとなる事が多い。非農業部門就業者数の増減が重要。
失業率は、「失業者÷労働力人口×100」で定義される。
非農業部門就業者数は、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計。従って、経営者や自営業者は除外される。また、二箇所以上に勤めている者は、二重にカウントされる。業種別にも発表されるが、製造業の就業者数が注目される。年齢・性別・人種・学歴・失業期間等の詳細な区分で雇用情勢が把握できる。経済政策を変更する際の引き金となる事が多く、特に景気後退局面では失業率の悪化直後に金融緩和が決定される事が多い。失業率と同時に非農業部門就業者数も発表されるが、失業率と方向性が逆になる場合がある。この際は、非農業部門就業者数が重視される傾向にある。
失業の定義が各国で違うため、一概に国際比較はできない。新規失業保険申請件数から大まかなトレンドが予測できるが、必ずしも失業保険申請件数と新規雇用創出のトレンドは一致しない事に注意する必要がある。金融政策への影響を考える際は、雇用情勢が景気トレンドの最重要指標とされるが、インフレ動向も同時に考慮する必要がある。就職シーズンや季節労働者が増えるシーズンなど前月との比較は余り意味がない。労働市場の変動は、個人所得や個人消費動向にも波及効果が大きいため、その先の影響についても考える必要がある。
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他にもよく見られている経済指標です。
- 新規失業保険申請件数
- 新規失業保険申請件数(Unemployment Insurance Weekly Claims Report = Initial Jobless Claims)は労働省雇用訓練局が毎週木曜日に発表します。毎週発表され速報性に優れているため、雇用統計の内容を予測する上で欠かせない。
- 第三次産業活動指数
- 第三次産業活動指数は経済産業省が毎月20日頃に発表します。経済産業省が1978年10月から公表している。経済に占める第三次産業の割合は6割超となっており、次第にシェアを高める傾向にある。
- SACOB景況感指数
- SACOB景況感指数は南アフリカ商業会議所(South Africa Chamber of Business)から発表される月次の景況感指数です。1985年に発表が開始され、2006年2月に統計方法が見直しされました。
- ISM指数
- ISM指数(Manufacturing ISM Report on Business)はISM(米サプライ管理公社)が毎月翌月の第1営業日に発表します。企業のセンチメントを反映して景気転換の先行指標。主要経済指標の中で最も早く発表されることから市場の注目度は極めて高い。
- 設備稼働率
- 設備稼働率(Capacity Utilization)はFRBが毎月翌月中旬に鉱工業生産と同時に発表します。生産能力に対する実際の生産量の比率。83%を超えると投資が活発化すると見られている。
- ニューヨーク地区連銀指数
- ニューヨーク地区連銀指数(Empire State Manufacturing Survey)はニューヨーク地区連邦銀行が当月分を毎月15日(第3週)に発表します。新規受注や雇用が重視される。
- 卸売物価指数
- 卸売物価指数(WPI=Wholesale Price Index)は日本銀行(調査統計局物価統計課)が月間指数=原則翌月の第6営業日、旬間指数=原則翌旬の第5営業日、年(年度)平均指数=12月(3月)の月間指数公表時に発表されます。
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スプレッド | ドル/円 | ユーロ/円 | 豪ドル/円 | 英ポンド/円 | |
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0.9銭原則固定 | 1.9銭原則固定 | 3.2銭原則固定 | 3.4銭原則固定 | ||
NZドル/円 | カナダドル/円 | スイスフラン/円 | 通貨ペア数 | ||
3.6銭原則固定 | 3.1銭原則固定 | 3.2銭原則固定 | 24 | ||
手数料 | レバレッジ | 約定率 | 約定スピード | スリッページ | |
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